オンライン配信おすすめのプラットフォーム

2021.08.26

オンライン配信に合わせてさまざまな「プラットフォーム」が存在します。今回は、ビジネスで活用する主要なプラットフォームの特徴やおすすめのプラットフォームをまとめました。

オンライン配信・ライブ配信の「プラットフォーム」とは?

「プラットフォーム」とは、簡単に言えば、web上で動画を配信するための場所・システムのこと。なじみのあるZoomやYouTubeは、まさにプラットフォームで、オンラインセミナーや会社説明会、音楽ライブなど多岐にわたって利用されています。

企業や学校で配信に使われている主要なプラットフォームは、主に下記の5つ。

Zoom
YouTube Live
Vimeo
Microsoft Teams
Cisco Webex

このほか、インスタライブや17LIVEZAIKOSHOWROOMニコニコ生放送TwitchFacebook LiveStream yardなどもあり、ビジネスのほか趣味の配信で利用されています。

プラットフォームごとに特徴や強みがあり、配信の目的によって選択肢が異なります。まずはそれぞれの特徴を知り、配信に合うものを選びましょう。

オンライン配信に使われる主要なプラットフォーム

オンライン配信のプラットフォームには、料金ごとにプランがあり、接続人数や接続時間が設定されています。


ここでは、オンラインセミナーやオンライン株主総会などのビジネスの場でよく使われている主要なプラットフォームから、その特徴とプランの種類・内容をご紹介します。

「Zoom」は配信の安定感がピカイチ

仕事上でのミーティングでよく使われているZoom。相手と自分との気軽な「双方向」での配信が可能です。「プロプラン」以上から行えるウェビナー機能を用いることで、講演会やセミナーにも多く活用されています。入退室の記録やアンケート結果を出力できるため、イベントの開催と合わせてデータを取って解析することもスムーズに行えます。

基本プランプロプランビシネスプラン企業プラン
料金/年0円21,000円26,900円32,300円
接続可能人数100名まで100名まで300名まで500名まで
接続可能時間自分を含めて2名以下なら
24時間、3名以上は
40分間の制限あり
24時間24時間24時間
録画データについてPC上にのみ保存可能PC上と
クラウドに保存可能
(クラウドは1GBまで)
PC上と
クラウドに保存可能
(クラウドは1GBまで)
PC上と
クラウドに保存可能
SNS等にライブ配信できないできるできるできる
ミーティング
参加者の追加枠購入
できないできるできるできる
ウェビナーの
開催権限の購入
できないできるできるできる
こんな方におすすめどうしても予算を
抑えなければならない方
基本的な配信を
行いたい方
頻繁に参加者が
100名以上の配信を行う方
頻度に参加者が
300名以上の配信を行う方

<プラン>
・基本プラン 
金額 0円
接続人数 100人まで接続可能
接続時間 1対1:24時間、グループ:40分
・プロプラン
金額 21,000円/年
接続人数 100人まで接続可能
接続時間 1対1、グループ:24時間
・ビジネス
金額 26,900円/年
接続人数 300人まで接続可能
接続時間 1対1、グループ:24時間
・企業プラン
金額 32,300円/年 
接続人数 500人まで接続可能 
接続時間 1対1、グループ:24時間

「Youtube Live」は配信のハードルが低く、初心者にも安心

チャンネル登録者数が1,000万人を超える巨大な動画配信サイト「YouTube」で、すべてのユーザーがライブ配信が行えるのが「YouTube Live」です。他のプラットフォームに比べると画質が良く、高画質で配信することができます。配信終了後に自動的にアーカイブが作成され、動画を編集してアップすることも可能。配信自体のハードルが低く、視聴者も参加がしやすいのが特徴です。

基本プラン
料金/年0円
接続可能人数無制限
接続可能時間無制限
録画データについて自動でPC上に保存する設定あり
こんな方におすすめクローズドでない配信を手軽に、
多くの方に見てもらいたい方

<プラン>
※無料プランのみ
金額 無料 
接続人数 無制限 
接続時間 無制限

「Vimeo」は企業サイトの埋め込みにトーンが合う

2004年にスタートしたアメリカ発の動画共有プラットフォームで、クリエイターなどから絶大な人気を誇ります。有料プランが主軸であり、クオリティが高く、セキュリティが強い点が支持されています。オンライン配信を行えるのは「Vimeo Premium」プランのみ。埋め込みが自由にできるため配信視聴ページで差別化ができ、企業サイトにもトーンが合うため採用する企業も増えています。

Vimeo BasicVimeo PlusVimeo ProVimeo BusinessVimeo Premium
料金/年0円700円2,000円5,000円7,500円
接続可能人数不可不可不可不可無制限
接続可能時間不可不可不可不可無制限
録画データについて不可不可不可不可配信終了後自動で
アーカイブが制作される
SNS等にライブ配信不可不可不可不可可能
こんな方におすすめvimeoで配信を行う場合は
Premiumプランが必要
vimeoで配信を行う場合は
Premiumプランが必要
vimeoで配信を行う場合は
Premiumプランが必要
vimeoで配信を行う場合は
Premiumプランが必要
vimeoで配信を行いたい方

<プラン>
・Vimeo Basic
金額 無料 
※配信不可
・Vimeo Plus
金額 700円/月 
※配信不可
・Vimeo Pro 
金額 2000円/月 
※配信不可
・Vimeo Business 
金額 5000円/月 
※配信不可
・Vimeo Premium
金額 7500円/月 
接続人数 無制限 
接続時間 無制限

「Microsoft Teams」は企業で導入しやすい

「Microsoft Teams」とは、マイクロソフトが開発・提供をしているウェブ会議・ビジネスチャット機能を主体としたコミュニケーションプラットフォーム。マイクロソフトを使っている企業にとっては使いやすく、Officeを使いながらの配信がサポートされており安全です。メモや資料の共有もしやすく、講演会や勉強会で使いやすいのも特徴です。機能が限定されている無料版と 「Microsoft 365 」の ひとつとして提供している有料版の 2 種類にわかれています。

Microsoft TeamsMicrosoft 365 Business BasicMicrosoft 365 Business Standard
料金/年0円540円1,360円
接続可能人数100名まで300名まで300名まで
接続可能時間60分まで24時間24時間
録画データについて録画不可録画可能録画可能
SNS等にライブ配信できないできないできない
ウェビナーの開催できないできないできる
こんな方におすすめvimeoで配信を行う場合は
Premiumプランが必要
vimeoで配信を行う場合は
Premiumプランが必要
vimeoで配信を行う場合は
Premiumプランが必要

<プラン>
・Microsoft Teams 
金額 無料
接続人数 100名 
接続時間 60分
・Microsoft 365 Business Basic(Microsoft Teamsを含む)
金額 540円/月 
接続人数 300名 
接続時間 24時間
・Microsoft 365 Business Standard(Microsoft Teamsを含む)
金額 1360円/月 
接続人数 300名 
接続時間 24時間 
※ウェビナー開催可能

「Cisco Webex」はセキュリティ面で安心

zoomと並び、世界でも導入されているプラットフォームで、日本では大学などのオンライン授業で利用されています。セキュリティ面で信頼があり、通信の安定性も評価が高いのが特徴です。画面共有やホワイトボード機能など、情報共有にも優れています。録音録画機能 もあり、使い方も簡単。

無料プランStarterプランBusinessプランEnterpriseプラン
料金/年0円1,490円2,980円カスタマイズ可能
接続可能人数100名まで150名まで200名までカスタマイズ可能
接続可能時間50分24時間24時間24時間
録画データについてPC上にのみ保存可能PC上とクラウドに保存可能
(クラウドは5GBまで)
PC上とクラウドに保存可能
(クラウドは10GBまで)
PC上とクラウドに保存可能
(容量ははカスタマイズ可能)
SNS等にライブ配信できないできないできないできない
ウェビナーの
開催
できないできないできないできる
(カスタマイズが必要)
こんな方におすすめどうしても予算を
抑えなければならない方
基本的な配信を
行いたい方
頻繁に参加者が
150名以上の配信を行う方
頻度に参加者が
200名以上の配信、
ウェビナーを行う方

<プラン>
・無料プラン 
金額 無料 
接続人数 100名 
接続時間 50分
・Starter 
金額 1,490円/月 
接続人数 150名 
接続時間 24時間
・Business 
金額 2,980円/月 
接続人数  200名 
接続時間  24時間
・Enterprise
カスタマイズ可能 
接続人数 カスタマイズ可能 
接続時間 カスタマイズ可能 
※ウェビナーも可能

プラットフォームの選び方。2つの視点で考える

オンライン配信を行うとき、まずプラットフォームを選びます。その際に2つの視点から考えると、どのプラットフォームが良いかが見えてきます。

すでに会社で使っているプラットフォームで行う

大手企業では「Microsoft Teams」、大学などの学校では「Cisco Webex」を使い、IT企業では「Zoom」など、会社で導入している会議システムが決まっている場合がほとんどです。セミナーなどをオンライン配信を行う際、会社で使っているプラットフォームであれば手軽に使うことができます。

用途に合わせてプラットフォームを選ぶ

セミナーやサービス・商品紹介の配信、株主総会、入学式など、オンライン配信の用途や目的によって、配信に合うプラットフォームは異なります。用途に合うプラットフォームを使った方が配信がスムーズに行えてクオリティも追求できます。

次の章では、配信用途に合わせてプラットフォームをピックアップしてみました。

用途別おすすめのプラットフォーム

オンラインセミナーでは資料の見やすさ、演奏会などは音のクオリティなど、オンライン配信の用途によって重要視するポイントが異なります。また、配信がクローズドか、参加者とコミュニケーションをとるかなども大切な視点です。

配信の用途別におすすめのプラットフォームをご紹介します。

ZoomYouTube LiveVimeoMicrosoft TeamsCisco Webex
セミナー(クローズド)
セミナー(オープン)
商品・サービス紹介
株主総会
入学式・入社式
卒業式等の式典
可能
研修会
(社内で使用している場合)

(社内で使用している場合)
社内総会
(社員が多い場合)

(社内で使用している場合)

(社内で使用している場合)

「オンラインセミナー」「ウェビナー」を開催する

オンラインセミナーやウェビナーは、参加者を集め、アンケートをとったデータを取得することが目的の配信です。

<重要視するポイント>
・より多くの集客を行うため、「参加のハードルが低い」プラットフォームであること
・参加者のデータやアンケート結果を取得できるプラットフォームであること

<おすすめのプラットフォーム>
①Zoom
参加者にとって身近なプラットフォームであり、参加しやすいのが強みです。参加者のメールアドレス、入退出時間やコメント、アンケートの結果などのデータを後日抽出することができます。
②YouTube
オープンセミナーの場合の集客が行いやすく、コメントが見やすいため双方向コミュニケーションが取りやすいという特徴があります。
③Twitter
比較的若年層のユーザーが多いため、配信の対象年齢とTwitterのアクティブユーザーの年齢層が被っている場合は、他のプラットフォームより効果があります。

「会社説明会 」「商品紹介」「サービス紹介」を行う

会社説明会や商品紹介を行うオンライン配信では、参加者には企業やサービスを知ってもらうことが大きな目的です。

<重要視するポイント>
・誰が参加したかを確認でき、質問内容などデータとして抽出できること
・企業を知ってもらうために多くの方に参加してもらいやすいプラットフォームであること
・企業やサービスをわかりやすく見やすく伝えられること

<おすすめのプラットフォーム>
①zoom
人数を制限してイベントを行う際、参加者をひとりひとり確認して入室(ミーティングに参加)させることができます。
②YouTube
大人数に対して開催するときにおすすめ。参加のハードルが低く、コメントで双方向のコミュニケーションが取りやすいのが特徴です。

「株主総会」を開催する

オンライン株主総会は、信頼のできる配信を行えるかが重要です。セキュリティやスムーズな進行ができるプラットフォームが安心です。

<重要視するポイント>
・セキュリティがしっかりしており、外部からのアクセスが行いにくいこと
・円滑な進行のために、運営側が参加者のマイクやビデオを操作できること

<おすすめのプラットフォーム>
①zoom
ウェビナー機能によって管理者が許可した人以外のマイクやカメラの操作権限がなくすことができ、スムーズに進行が可能に。アンケート機能で決議をることもできます。
②vimeo
配信プラットフォームの中で、セキュリティに関するシステムが充実しているプラットフォーム。参加者の想定外の動きがあった場合も運営側でコントロールができます。

「音楽ライブ」「舞台」「ミュージカル」を配信する

高音質、高画質で配信できることが第一の目的。トラブルも起こりにくいプラットフォームが好まれます。

<重要視するポイント>
・遅延が少なく、高画質で配信がされること
・セキュリティ機能が充実していること。例えば有料配信の際などに他の人が入れない仕組みができていること
・集客の目的も果たすため、参加しやすさも重要

<おすすめのプラットフォーム>
①YouTube
多くの人が使っていることから参加のハードルが低く、大人数が同時に接続しても画質の低下が心配されないのでおすすめです。
②ZAIKO
元は電子チケットの販売を行うプラットフォームで、現在は配信も行えるように。販売から公演までを一括して行えるのが魅力です。また世界基準の低遅延を実現しているので、音楽や芸能の配信に向いています。

「ゲーム配信」を行う

ゲーム配信とは、視聴者が集まりコメントなどで双方向のやりとりができるのが楽しい配信です。

<重要視するポイント>
・視聴者が集まりやすい
・「コメントだけ」など、配信の邪魔にならない程度に双方向性があること
・低遅延で画質が良いこと

<おすすめのプラットフォーム>
①YouTube
他の同じコンテンツの配信からの集客が見込みやすい点。自動アーカイブが残るので、何度も楽しむことができます。
②Twitch
Twitchとはゲーム配信に特化したプラットフォームです。視聴者の多くがゲーム配信を求めているため、参加しやすく楽しめます。拡張機能が豊富な点も魅力です。

ほか、「Facebook Live」や「インスタライブ」はSNSで気軽に行えるライブ配信で人気。企業がPRを目的に行うことも増えています。Facebook Liveはコミュニティ限定のオンライン配信向きで、実は安定性に長けているのが特徴。インスタライブはインフルエンサーを使ったPRや、映画・ドラマの公開記念に行うことも。両者とも、気軽に参加することができます。

まとめ:用途に合わせたプラットフォーム選びは大切です

プラットフォームとは、ZoomやYouTubeなどweb上で動画を配信するための場所・システムのこと。今や数多くのプラットフォームが登場しています。

オンライン配信を行う際にどのプラットフォームを選ぶべきか迷う方が多いですが、まずはプラットフォームごとの特色を大まかに知っておくことが大切。配信の用途に合わせてプラットフォームを選ぶことがおすすめです。