オンライン配信の録画の方法は?録画するメリットも解説

2021.06.10 2021.07.21
オンライン配信の録画の方法は?録画するメリットも解説

セミナーやイベントをオンラインで配信するとき、「録画」をしたことはありますか?
オンライン配信において録画をするメリットとその方法をご紹介します。

オンライン配信を録画をするメリット

オンライン配信で録画をするメリットは、配信映像をアーカイブとして残せること、録画映像を編集して動画サイトにアップすることが挙げられます。

アーカイブとして残すことができる

記録として保管したり、後日参加者に共有したり、録画映像を残しておくと活用範囲が広がります。さまざまなオンライン配信ツールがあり録画方法も異なりますが、録画をする際に覚えておきたいのが画質です。例えばYouTubeは配信をすると自動的にアーカイブされ、zoomは録画機能があるため手軽に録画が可能です。ただ、この2つのツールは便利な反面、画質や音声が荒くなる特徴も。高画質で録画できるオンライン配信ツールや機材を用いることで、鮮明な映像で残すことができます。

動画編集ができる

録画した映像は、タイトルを入れたり不要な部分を削除したり、動画編集ができる点もメリットです。オンライン配信のセミナーや説明会などでは、後日、動画編集をしたうえで映像を配信することもあります。参加者にとっては編集された映像でコンテンツやサービスへの理解が深まるきっかけにもなるのです。

ただ、オンライン配信を録画する際に気をつけたいのは、回線の乱れなどによって録画映像が撮れていないというトラブル。配信業者では、各配信プラットフォーム内での録画に合わせ、別の機材を用いて録画をするという手段で対応しています。

スムーズに録画が可能なオンライン配信プラットフォーム

手軽に録画をしたいときやカメラなどの機材がない場合は、録画に向いたオンライン配信プラットフォームを使うのもひとつの手です。プラットフォームの特徴と録画方法をご紹介します。

Zoom
Zoomはさまざまなデバイスで利用できるオンライン会議ツールで、ライブ配信も行えます。

「レコーディング機能」によって、外部のソフトを使わずに簡単に録画が可能です。利用プランや利用者、録画方法など、録画に関する基本情報をご紹介します。

「録画」可能なプラン

無料プラン、有料プランのどちらでも、録画機能を利用できます。

「録画」機能を使える人

録画(レコーディング機能)は原則、ミーティングの主催者(ホスト)のみ利用することができます。ただし、ミーティングの参加者もホストから録画の許可を得た場合に関してはレコーディング機能を利用することができます。

利用端末

Zoom の無料プランを利用している場合、スマホ (iPhone / Andorid) やタブレット (iPad) からの録画はできません。有料プランであれば、スマホやタブレットでも録画ができるようになります。

無料プランで録画をしたい場合はパソコンを利用しましょう。

録画の手順

①画像の赤い枠の中にある「レコーディング」をクリックしてください。

②録画データの保存先を選びます。

無料プランの場合、「レコーディング」をクリックすることで自動的に録画が開始され、録画データはローカル環境に保存されます。一方有料プランでは、画像にあるように、コンピュータかクラウドか、レコーディングの場所を選択できます。

③画面左上に「レコーディング」と表示があれば録画が行われています。

高解像度の画像で録画をするには

zoomでの録画はとても手軽ですが、画質が荒くなるというデメリットがあります。

録画映像を高解像度で残したいときは「グループHD」を有効にすること。

利用プランや使うデバイスによって条件が異なりますが、前提条件がクリアできれば、720pまたは1080pで録画映像を残すことが可能です。

下記の条件を確認し、「zoomサポート」にリクエストを送信してください。

標準HD(720p)

・プロ、ビジネス、エンタープライズアカウント
・デスクトップクライアントで全画面表示

標準HD(1080p)

・ビジネス、教育、エンタープライズアカウント
・Zoomサポートで有効に設定する必要があります。
・i7 Quad Core(物理的コア)CPU以上
・Windowsバージョン4.3.46185.0120向けZoomデスクトップクライアント以上
・Macバージョン4.3.53325.0120向けZoomデスクトップクライアント以上

制限が解除されると、下記の画像の赤い枠部分(Zoomの設定画面内)の「グループHD映像」で変更が行えます。

YouTube

YouTubeでライブ配信を行うと、終了後にアーカイブとして動画が自動的に保存されます。保存期間は無期限ですが、動画を公開したくない場合は削除することもできます。

配信からアーカイブまでの流れ

ライブ配信が終わると、「ストリーム終了」というポップアップが表示されます。

赤枠の「STUDIOで編集」のボタンを押すと、簡易的な編集を行うことが可能に。「閉じる」を選択しても、ご自身のYouTubeStudioからアーカイブを確認できます。

YouTubeは自動でアーカイブされるため、録画の手間はかかりません。ただ、アーカイブ映像は画質や音声が荒くなるのが難点。

きれいな録画映像を残したいときのポイントをまとめました。

①機材を選定する

例えば、高画質映像の「4K(動画サイズ3840×2160)」で配信したいと思ったら、当然ですが4Kに対応しているカメラやキャプチャーボードなどの機材を使うことが原則です。撮りたい画質に対応している機材を準備することから始めましょう。

②配信のビットレートと動画サイズ(解像度)を上げる

いくら4K対応のカメラで撮影をしても、ビットレート(1秒間のデータ量)が4Kなどの動画サイズに合っていないと、高画質映像で配信されません。動画サイズを上げるだけではなく、ビットレートも上げることを忘れずに。

③「OBS」を使って配信ビットレートと動画サイズを上げるとスムーズ

「OBS」とは、YouTubeをはじめとする配信サイトに対応している無料の配信用ソフトです。YouTubeの配信ビットレートを調整するには、この「OBS」を使うとスムーズです。

赤い枠の中の配信ビットレートの値を大きくすると、高画質映像で配信ができます。

また、赤枠で囲んだ部分の「基本(キャンバス)解像度」と「出力(スケーリング)解像度」の2カ所の数値を変更します。

Vimeo

高画質動画の作成や共有ができるツール。投稿される動画のクオリティの高さやセキュリティー面の強さが特徴で、品質や安全性から有料プランでの活用が多く、ビジネスで使用する人も増えています。

録画は、YouTubeと同様で配信後に自動でアーカイブが作成される方式。4Kの高画質では取り込めませんが、アーカイブ後に編集ができ、元の映像が2K・4Kであれば、編集時に2Kや4Kに置き換えることもできます。

配信からアーカイブ、動画の置き換え方法

①アーカイブを確認するページの右下、赤枠で囲んだ「詳細設定」をクリックします。

②動画をダウンロード

「配信」のタブを選択、「動画ファイルリンク」で赤枠で囲んだ「動画をダウンロード」に変更し、希望の画質の動画をダウンロードします。

③動画を置き換える

「共同制作ツール」タブの「バージョン」へ。赤枠の「動画を置き換える」から先ほどダウンロードした映像を選択し置き換えれば完了です。

録画機材を使えば高画質・高音質で残せます

どのツールも手軽に録画はできますが、他の機材を取り入れるとさらに高画質映像での録画が目指せます。YouTubeやZoomの慣れたツールを使いながら、機材を工夫してみましょう。

オンライン配信で録画をする際によく使われる、スイッチャーやキャプチャーボード、モニターやソフトから、代表的でおすすめの製品をピックアップしました。

録画スイッチャー/ATEM Mini Pro以上のもの

スイッチャーとは、接続されたカメラ映像をワンタッチで切り替える装置。録画機能が付いています。

「ATEM Mini Pro」は、YouTubeのライブ配信直や、Skype、Zoomなどを使った配信を高画質で実現できます。

キャプチャーボード/GV-HDREC

オンライン配信時に配信用パソコンとカメラをつないで使うキャプチャーボードには、録画機能があるものもあります。「GV-HDREC」はパソコンを使わずにHDMI出力の映像を簡単に録画することができます。動画の録画・再生のほか、編集も行えます。

モニター/Blackmagic Video Assist

プロ仕様の多機能モニター。プロ仕様のレコーダー機能が搭載され、継続的な収録が可能です。高画質の映像を残すことができます。

モニター/NINJA V

レコーディングができる5.2インチ、1000nitのコンパクトなモニター。デジタル一眼レフやミラーレスとつなぎ、カメラのセンサー出力を最大4K p 60で記録できます。小さくても高画質で録画ができるのが特徴です。容量の大きいSSDドライブを記録メディアとして使用できるため、長時間の録画もスムーズです。

ソフト/OBS

ライブ配信をする際に使用するパソコン用のソフト。無料で高機能が魅力です。録画もでき、色補正やノイズ抑制なども可能です。

プロに任せるという選択肢も

セミナーやイベントなどのオンライン配信や録画機材を使って行う場合、やり方がわからないという方も多いでしょう。大切なオンライン配信で「録画に失敗した」ということがないように、プロに任せることも選択肢のひとつとして考えると安心です。